3月といえど外はまだまだ寒いながら、こちらはすでに熱さ全開、
一足おさきに春さきどりといった勢いの < PooAH! > です。
トップバッターはやはりこの人 ARITA。
今回もファンキーなディスコハウスからハードミニマルまで、
独自の選曲で押しまくり。
歌ものの US ハウスなどもつないでいたんですが、これが全く違和感なし。
ほぼガラージに近いというものまで、幅広くかけているにも関わらず、
流れはとぎれることなく実にスムーズ。
正直な話、個人的にはこの辺の曲はあまり聴かないんですが、
ARITA のプレイになると体が勝手に動いてしまうというのは、
きっと彼の魔術に違いないでしょう。
後半はピッチをぐんぐんと速め、ハードでアッパーな
ミニマルを次々とかけていきました。
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そして2番手は最近人気急上昇中の HIROSy。
ピッチをやや遅めての仕切りなおし。
ここから曲調がどんどんと派手になって、まるでフロアに火花が
散っているかのようでした。
HIROSy が繰り出すかわいらしい曲に合わせて、
VJ もうさぎがとっとこ走り回るかわいいものに。
途中、ブレイクで美しいピアノのメロディーが流れるハッピーな曲などもかけて、
お客さんの心もがっちりとキャッチ。
ここから、懐かしめのミニマルを立て続けにかけていき、お客さんも大喜び。
あつーくさせたところで歌もののトランスで大ブレイク。
これこそまさにハッピー!という選曲&プレイで
お客さんをがっちり釘づけにしていました。
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3番手に登場は、すでに < PooAH! > にもすっかりとなじんだ dj DAICHI。
この日、DAICHI に "( スピーカーの ) 音がよくなってない?" と
聞かれたんですが、すみません気づきませんでした (笑)。
誰かみなさんの中でこれに気づいた "違いの分かる人" はいませんでしたか?
こんな音質のパワーアップもあいまって、この日の DAICHI は
かなりのハイテンション。
とにかくファンキーでアッパーな曲をこれでもかとつないでいきました。
おそらく、ファンキーという点では < PooAH! > DJ 陣では1番だと言えるでしょう。
このあたりから、VJ もファンキーな映像を交えて盛り上げていきました。
ヴォイスサンプルの入った派手な曲ではフロア中が両手をあげての大歓声。
ステップもより大きなものに変わっていきました。
途中スパイス的に混ぜられるトランスや、ここぞというタイミングでかける
UNTIDY の "Funky Groove" など、mix のテクニックも華麗でした。
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そして最後に登場は、新たなパーティーも控え、気合十分の NaΣTTo。
フロアには NaΣTTo 目当てのファンの女の子も続々と現れはじめました。
この日の序盤は、かなりハード。まさにバキバキ。
キックの強い、完全フロア向けの曲を中心に熱いプレイを披露。
NRG の "Never Lost His Hardcore" などもかけてお客さんを沸かせました。
懐かしい感じのするジャーマントランスなどもかけていき、
フロアのエネルギーはどんどんと増していく一方。
ここで隠し玉のごとく "Not Over Yet" のリミックスをかけ、
ボルテージの上がったお客さん達に一気に点火。
こうなってしまえば完全に NaΣTTo の世界。 ハードなものや
エピックなものも含め、アッパーなトランスとハードハウスでお客さんを魅了。
最後はみんなが大好きな "After Love" のリミックスで鮮やかにしめて終了。
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しかしみなさん分かっていらっしゃいます。 当然のことながらここでアンコール。
アンコールでは伝家の宝刀、AIRSCAPE の "L'esperanza" で大爆発。
さらにもう一度のアンコールで曲をかけて、この日の < PooAH! > はおしまい。
まだまだ勢いはとどまるところなしです。
Text By You-Key
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